“こあっぱれ” blog
日々の小さな“あっぱれ”と老母介護のあれやこれや
こあっぱれ

“あわしまうらむら” 粟島浦村

“あわしまうらむら” という舌を噛みそうな小さな ”島村” が新潟県にあります

新潟県では ”佐渡島” はご存じでもこの ”粟島” をご存じない方も多いのではないでしょうか・・・

周囲23Km、人口370人のこの島は、私も亡くなった父親がかなり昔に一人で訪れたという話は聞いていて、いつかは行ってみたいと思っていたのですがなかなか機会に恵まれませんでした・・・

さて今回所用のついでで企画した旅行でしたが、コロナの感染拡大も杞憂ながら、なんと2日前には新潟・山形県で記録的豪雨災害の発生と、一時は中止も考えましたが、船も船便を変えながらも運行するということだったので思い切って決行することとしました・・・

船は下越地方、村上市の ”岩船港” からの出航です。小さい島ですが ”粟島汽船” でフェリーと高速船が1便ずつ往復しています。線状降水帯の影響を受けてこの日も雨が降ったり止んだりの天気でしたね・・・

自動車も積み込むことのできるフェリーですが、住人と関係者以外の車は島内には持ち込めないとのこと・・・

ゆっくりとした時間の流れを感じるにはそれも良いかも知れないですね・・・

さて、約90分の航海が始まりました・・・船首で黒く見えるのは暗雲でどんよりとした天気でしたね・・・

ちょうど中ほどに来た頃から島影が見えるようになりました・・・

この時期、もちろん乗船客は少なめなのですが、私の想像以上に子供連れ客がいて、コロナ禍さえなければ意外と県民や近場の人は海水浴や釣りにこの島を利用していたことが想像できましたね・・・

さて、島の東側 ”内浦港” に到着しました・・・

島内には二つの集落があり、港側の ”内浦” 集落の方が若干にぎやかです・・・

船着き場前側には西の ”釜谷” 集落にある民宿の送迎車がずらっと並んでお出迎えしてくれています・・・

”内浦” と ”釜谷” の間は車で15分ほど、車線がしっかり確保されているのはこの道くらいで、島内北部などは基本すれ違いに手こずるような一車線です。車を持ち込めないのも納得しますね・・・

”釜谷”集落に到着しました。因みに迎えに来てもらった20人乗りのマイクロバスには私ら2人だけ・・・青空がのぞくようになり暑くなってきましたが、道には人影がありません・・・

そして後で気付いたのですが、島内の道には都会では常識の ”駐車禁止” の標識がありません・・・

こちらが今回2日間お世話になる ”松太屋” さん・・・

別館の10畳の和室をお借りすることになりました・・・

こちらが “釜谷” の海水浴場・・・3家族ほどが海水浴を楽しんでいます・・・

因みに粟島では海水浴場以外での遊泳は禁止です。これは岩場などがあり大変危険なことと、海産物を勝手に狩猟しないようにとの両方の意味があるようです・・・

ライフセイバーは・・・もちろんいません・・・

そして一番の醍醐味が・・・”夕日”・・・

西の海に沈む夕日は最後は雲で隠れてしまいましたが、直前まで美しい景色をみせてくれましたね・・・

夕食は船宿ならではの新鮮な魚料理を堪能・・・

明日は島の東側と北部を探索しようと思います・・・