曳舟にある江戸箸工房 ”大黒屋” さんへ行って来ました
少し前から日ごろ使っている ”箸” の傷みが気になるようになり、どうせだったら記念になるものがよいかな・・・とネットで ”箸の産地” なるものを調べてみると・・・
若狭塗(福井県小浜市)、 津軽塗(青森県)、 木曽塗(長野県)、会津塗(福島県)、輪島塗(石川県)、山中塗(石川県)、春慶(しゅんけい)塗(岐阜)とあるようです・・・
遠い所も多く、わざわざ箸だけの為になーと思いさらに読み進めると東京に ”江戸箸” なる物があるではないですか・・・
で ”江戸箸” で検索して出てきたのが曳舟にある ”大黒屋” さんで、いつか訪れてみたいなと思っていました・・・
東武伊勢崎線曳舟駅より数分の所にある ”大黒屋” さんは工房を備えた一本一本手作りによる ”江戸箸” のお店です・・・
江戸情緒が漂う店内・・・
素材は鉄木・黒檀・紫檀・さくら・サティーネなど・・・削り方は三角・四角・五角・六角・七角・八角・・・太かったり細かったり・・・こんなに種類があるんですね・・・
日ごろは袋に入ったような箸を ”見栄え” だけで選んでいたので、何が自分の “好み” かなんて中々わかりませんよね・・・
他の来店客が無かったことを幸いにあれやこれやと ”箸を持つ” ことを繰り返すこと1時間あまり・・・職人さんがずっと付きっきりで違いの説明をしてくれました・・・(ありがとうございました)
私が選んだ ”縞黒檀五角形” の箸・・・子供の頃田舎へ帰った時に明治生まれの祖父が黒檀の箸を箸入れに入れていた光景が思い出され、木の素材は決定、あとは手になじむ削り方を選び出しました・・・
自然の素材から削りだされているので、同じ仕様の箸でも手に持つと微妙に重さや重心のバランスが違います・・・
その中から特にしっくり感じる物を選び出すんですね・・・
幾つかの取材や芸能人の来店写真もさりげなく置かれていましたが、高倉健さんが愛用したものと同じという箸も美しかったですね・・・
千円台のリーズナブルな箸もありますが、いろいろ見比べてみるとやはり手間をかけた製品のほうが美しく見えてきてしまいますよね・・・
因みに買った箸が傷んでしまったときは1,500円で削り直しをしてくれるそうです・・・
こちらのお店はお支払いは現金のみとなっているのでもしお出かけされる場合はご注意ください・・・