“こあっぱれ” blog
日々の小さな“あっぱれ”と老母介護のあれやこれや
こあっぱれ

“とびしま海道” で”岡村島” へ

この日からはレンタカーを借りて ”とびしま海道” の終点、”岡村島(おかむらじま)” へと向かいます

最初の訪問場所は呉市にある ”大和ミュージアム”・・・

呉海軍工廠で昭和16年に当時の最先端技術の集大成で完成された ”戦艦大和” は昭和20年4月7日、沖縄特攻作戦に参加し、米軍艦載機の猛攻撃を受けて沈没しました・・・

極秘裏に製造されたため設計が分からない所もあるそうで、確認できる資料を基に再現された十分の一モデルがメインホールに展示されています・・・

六十二型 “零式艦上戦闘機” や 特殊潜航艇 “海龍”・・・

ミュージアム見学時にちょうど小学生の見学団体と一緒になりました。バインダーを抱え、ちょっとはしゃぎながら何かをチェックし、展示物を見進む彼らの目にはどう映っているのでしょうね・・・

”大和ミュージアム” 向かいにある “海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)” では無料で海上自衛隊の機雷掃海と潜水艦の勉強をすることが出来ます・・・

正面の潜水艦(てつのくじら)は一部艦内を見学することも・・・

事前に調べていた ”大和ミュージアム” からちょっと足を延ばした所にある ”アレイからすこじま” という公園では幸運にも ”潜水艦” や “護衛艦” の停泊が見られて、今までこういう街並みを見たことの無い身からすると、広島そして呉などの重工業で栄えてきた歴史と何とも言えない ”異次元” の世界を感じますね・・・

さて、ここからは ”とびしま海道” を最終島の ”岡村島” まで進みます・・・

”とびしま街道”は下蒲刈島・上蒲刈島・豊島・大崎下島・岡村島の5つの島が橋でつながれた街道です

実は偶然なのですが、今回の宮島旅行を計画し始めたころに Amazonビデオで見たカンヌ国際映画際で4冠を取った村上春樹原作 ”ドライブ・マイ・カー” のロケ場所の一部がこの ”とびしま海道” だったんですね・・・

映画にあった ”ドローン” での海岸線を走る車を撮った映像は美しく、穏やかでしたね・・・

4つ目の島 ”大崎下島” にある ”御手洗町並み保存地区” にやって来ました・・・

西島秀俊演じる主人公 ”家福俊介” が広島での仕事時に落ち着く宿として紹介されたのがこちらの ”船宿カフェ若長” さんの二階・・・

残念ながらこの日の夕刻は保存地区のおおかたの家が締まっていました・・・

こちらもシーンに登場する灯台・・・

とてもこの辺から広島まで通勤する元気はありませんが、ドラマですからね・・・

静かで時間がゆったり流れる、ほっとするような街並みです・・・

御手洗地区の人気スポット”足長小学生”・・・

戦後すぐに作られた通学路を示す標識だったそうで異様に足が長く描かれて、この標識の前で飛んだ姿を撮った画像がインスタに多くアップされているそう・・・

最後に御手洗町並み保存地区を見下ろせる展望台から・・・

対岸がこれから目指す最終島 ”岡村島” です・・・

ちなみに、今までの4島が広島県、最後の ”岡村島” は ”愛媛県” になるそうです・・・

こちらがこの日お世話になる ”コテージ・シーガル” さん

コロナ以降、通常営業はしてこなかったそうですが、今回宿泊を了解してくれました

もちろん宿泊客は私らだけ・・・

ひっそりとした島は港にあるコープが閉った5時過ぎには人影はほとんど無く、雨雲が立ち込めてきたせいもあってひっそりとした感じで時が流れていきます・・・

食事も今はここで作っていないから、と届けてくれた夕食のお弁当・・・

柔らかく味のしみた煮魚はこちらで ”タモリ” といわれる ”セトダイ” で地元以外ではほとんど出回らないそう・・・

刺身は ”カワハギ” であまりに新鮮な肝はとろけるような甘み・・・美味しかったです・・・

明日はいよいよ ”しまなみ海道” に入ります・・・