お世話になった “airb” のあった “三軒家町” あたりは尾道の情景をもっとも感じられるところでしたね
文学のまち ”尾道” に触れたくて散策していると、さっそく ”林芙美子” の像を認めることが出来ました・・・
尾道は芙美子が女学校時代という多感な思春期を過ごした場所だそうですね・・・
本通り商店街の入口 ”芙美子通り” は朝9時過ぎではまだ商店はほとんど閉っています・・・
商店街入口近くにあった ”林芙美子記念館” も開館前でしたがこちらの奥には当時の居宅が残っているそうですね・・・
商店街を抜け ”千光寺山ロープウェイ” 乗り場へとやってきました・・・
小雨が降る中の約3分間の空中散歩です・・・
途中、朱に塗られた舞台造りの ”千光寺” をみとめることが出来ます・・・
2022年3月にリニュアルしたという展望台は綺麗で、一方通行の回り階段で景色を見ながら登っていくというこれからの時代にあった設計ですね・・・
展望台からは薄っすら昨日通った ”しまなみ海道” や海を隔てた ”向島” が見えますね・・・
展望台からは ”文学のこみち” を下って ”千光寺” へと向かいます・・・
尾道にゆかりのある25人の作家・詩人の詩歌などが石に刻まれています・・・
”千光寺” から再度 ”尾道 ” の町並みを眺めてみます・・・
千光寺山を下山し海岸通りを散歩して次に訪れたのは ”おのみち映画資料館” ・・・
尾道ゆかりの作品や資料、ポスターが中心で展示されていましたが、どちらかというと ”小津安二郎” 監督作品が多かった印象ですね・・・館内撮影禁止でしたのでこちらまで・・・
こじんまりした上映室で編集上映されていたのが小津監督作品で尾道が描かれた映画 ”東京物語”・・・
なぜか気になりAmazonビデオで検索すると、”あるではないですか!” 早速全編を見てしまいました・・・
原節子主演で、戦後の家族のあり方が変わり、親とのかかわり方が変化する一方で血の繋がりを超えた家族愛と葛藤を描く作品・・・現在の作品技術からすると最初は役者さんの言動もぎこちなさを感じ、編集具合もちょっと馴染ませんでしたが、鑑賞続けるうちにいつも優しく穏やかに ”ありがと~ぉ” と言う ”笠 智衆” さんの演技や、当時の ”千光寺” 付近の尾道の情景も見重ねて、現代を過ごす我々こそ今見直したい作品だと思いますね・・・
この日の昼食は ”尾道ラーメン” の老舗店 ”つたふじ” さん・・・
火傷しそうな程熱々のラーメン、魚介醤油味で美味しくいただきました。こちらも写真は無しで・・・
さて、広島空港へ向かう前、最後の訪問地として選んだのが ”竹原” の町並みです・・・
尾道から車で1時間ほどで ”安芸の古京都” と言われる “竹原町並み保存地区” に着きました・・・
こちらは ”日本のウイスキーの父” として、またNHK朝ドラ ”マッサン” のモデルとなった ”竹鶴政孝” の生家です・・・
この日は閉っていましたが ”竹鶴酒造” さんではウイスキーでなく ”日本酒” が製造されているそうですね・・・
こちらは、浄土宗 ”西方寺・普明閣(さいほうじ・ふめいかく)”
京都・清水寺を参考に建築されたと言われていて、確かに似てますね・・・
実はそろそろ竹原を後にしようと歩いていた時に ”竹原に来た人は必ずここにのぼると言う重要な場所” というキャッチコピーを目にして急遽駆け付けたお寺です・・・
舞台から ”竹原のまち” を眺めながら今回お世話になった広島・愛媛の数々の町並みを思い出しています・・・
またいつか瀬戸内の旅をしてみたいものですね・・・
end