“こあっぱれ” blog
日々の小さな“あっぱれ”と老母介護のあれやこれや
こあっぱれ

東北 Again

東北方面は広くてとても一度の旅で周ることはできません

前回の旅で ”また機会あれば訪れてみたいですね・・・” と言ったものの最近の地震発生や梅雨の季節から半ばあきらめていたのですが、たまたま雑誌で今回お世話になる ”漁師宿” に出会ってしまいこれは運命・・・と覚悟を決めての旅の始まりです・・・

今回の旅は ”みやぎの明治村” と言われている ”登米(とめ)” の街からスタートです・・・

前回同様東京をAM3時に車で出発し、9時半を過ぎたころに到着・・・

”登米(とめ)市” は朝ドラ ”おかえりモネ” の舞台地でもありロケ地巡りの案内もされています・・・

まずは”登米(とめ)市” “登米(とよま)町” の ”教育資料館” からの見学です・・・

“登米” の字を ”とめ” と読むか ”とよま” と読むかの感覚はたぶん地元の人しかわからないんじゃないでしょうか・・・

なんか懐かしい感じの木造校舎ですね・・・

段の縁が丸くなって 上がると ”ミシッ” という階段が懐かしさを掻き立てます・・・

東日本大震災で割れてしまったガラスは海外から輸入して修復したそう・・・

現代の綺麗なガラスでは当時の”歪み”を持ったガラスは再現できないんでしょうね・・・

黒板脇の ”世界地図” がこんな感じだったと思い起させますね・・・

床の間上に掛かった ”PTAの歌” の作曲は 朝ドラ ”エール” のモデルとなった ”古関裕而(ゆうじ)” さんですね・・・

展示室では ”スペイン風邪” に関する解説も・・・

1918(大正7)~1919(大正9)の第一次世界大戦の時に世界的に流行したこの病気は、発生地がアメリカか中国とかと疑われながらも戦時下で情報が開示されず、中立を保っていたスペインが病気の感染状況を報告したために”スペイン風邪”と不名誉な名前が付けられてしまったそう・・・

確かなことはわかりませんが世界で2千~4千万人が死亡したと言われ ”かぜ” と呼ばれますが原因は ”ウイルス” でまさに現代の ”新型コロナ” と同じなんですね・・・

”スペイン風邪”も集団免疫の為か確固たる理由が分からず約3年で鎮静化していったそうです・・・およそ100年前の出来事なんですね・・・

当時のポスターがありました ”マスクをかけぬ命知らず!” がユーモラスでありながら当時でも同様の認識があったことがうかがえますね・・・

大正生まれの女流画家 ”髙倉勝子美術館 桜小路” へ・・・館内撮影不可に付き外観のみで・・・

登米出身の”髙倉勝子”さんは軍人のご主人の関係で広島に転勤したときに原爆で被爆し、その後生まれ故郷に戻って教員をしながら絵をつづっていましたが、その悲惨な体験を絵にすることは無かったそうですが、80歳を過ぎてこの惨劇を語れるのは自分しかいないと 絵と文章で絵巻物 “原爆の図” をしたためたそうです・・・

ここは ”武家屋敷通り” で白い土塀が江戸時代の雰囲気を醸し出しています・・・

”髙倉勝子美術館” の道を挟んで向かいにある”水沢県庁記念館”・・・

1869年(明治2) 廃藩置県によって ”登米県” が誕生しその後 ”三沢県” と県名が変わり県庁舎となったこの建物はその後小学校や裁判所に改修されて長く使用されたそう・・・

さて、早起き?したのでちょっと早めの昼食と11時の開店すぐに訪れたのは地元のソウルフード ”油夫丼” で名の知れた ”大衆食堂つか勇” さん・・・

メニューはたくさんありましたが、やはりここは ”油夫丼”と”ミニはっと汁”のセット・・・

”油夫丼 ”は味付けは ”かつ丼” と同じような感じ・・・ ”はっと汁” は醤油ベースの汁に幅広の ”鬼川うどん”?・・・

美味しくいただきました・・・

午後の観光の様子はまた次回ということで・・・