“こあっぱれ” blog
日々の小さな“あっぱれ”と老母介護のあれやこれや
こあっぱれ

青森・道南の旅 その2

この日は “恐山” を経由してマグロの一本釣りで有名な ”大間” まで移動します

前日は9時頃には就寝してしまったので 朝4時頃に目が覚めてしまい 朝食前の散歩を兼ねて ”八戸港” 付近を散策します・・・

この日は6時半開館だった館鼻公園内にある ”グレットタワーみなと” ・・・

 

8時にホテルを出発 “恐山” までは約125km 2時間半ほどの行程です・・・

あとの行程を含め 計画的にはちょっと厳しかったですが ”恐山” も ”大間” もこれを逃したら二度と訪れることは無いだろうという考えのもとに入れ込んだ場所でした・・・

恐山に着く少し前に現れる “あの世” と “この世” を分かつ ”三途の川” に架かる太鼓橋・・・

”奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)” の像・・・

※奪衣婆(だつえば)は三途の川で亡者の衣服をはぎ取る老婆の鬼

※懸衣翁(けんえおう)は死後の世界の三途の川のほとりで奪衣婆の隣にいるといわれる老人の妖怪

これが現世であるところの ”三途の川” だそうです・・・

恐山に到着しました・・・

総門前に佇む ”來迎の像” ・・・

ここ恐山は約1200年ほど前に “慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)”さまが開かれた霊場だそうなんですね・・・

火山ガスの噴出する岩肌の一帯は”地獄” になぞらえられているそうです・・・

 

そして ”宇曽利湖(うそりこ)” をとりまく白砂の浜は ”極楽” になぞらえられているそうです・・・

東日本大震災後に建てられた供養塔・・・

”極楽浜” まさにそんな雰囲気を感じます・・・どうしてそんなふうに感じるのかと思ったら・・・

これだけ広いところで・・・”音” がしないのです・・・

蝉の時期にはちょっと早いとはいえ 鳥の鳴き声も無く 何も音を発するものが無い・・・風がほのかに吹くだけ・・・

※ビデオは音声はそのままで加工はしていません

 

こころ新たに ”大間” へ向かいます・・・約1時間20分ほどのドライブです・・・

 

下北半島 ”大間崎” ・・・本土最北端へやって来ました・・・

”まぐろ一本釣り” の碑・・・

”本州最北端の民宿”が売りの ”海峡荘” さん・・・

日帰りの観光客やバイカーさんは このような食事を召し上がっているようですね・・・

今回無理に宿泊をおねがいしてしまった ”御宿 かもめ” さん・・・

今は女将さん一人で営業しているとのことで 食事の付かない 素泊まりでの宿泊です ・・・

夕食に選んだのが宿から歩いて5分ほどの所にある ”漁師の店 大間んぞく” さん・・・

付近にある食事店は閉店時間が早く こちらのお店も夕方6時で閉店してしまうということで 事前に宿で入浴を済ませ 5時に入店します・・・

Youtuberさんおすすめの お得な ”まぐろ切り落とし” をオーダーすることにします・・・

店内は大漁旗が飾られ賑やかなのですが 食事客はすでに2組ほど・・・

本当は大物のまぐろが釣れる時期は10月頃かららしいのですが 冷凍技術が進んだ現代では一年を通してまぐろを食すことができるそうです・・・小ぶりのまぐろはこの時期も取れているそうなので ”生” が供されていることもあるんでしょうね・・・

切り落としですが “赤身” と “トロ” 部分がとり混ざり リーズナブルに美味しく ”大間のまぐろ” を堪能することができました・・・

日帰り客が多いせいか ”大間崎” の夕暮れは閑散としていますね・・・昼間はできなかったこんなことも出来てしまいます・・・

明日はフェリーで函館に上陸です・・・