“こあっぱれ” blog
日々の小さな“あっぱれ”と老母介護のあれやこれや
こあっぱれ

旧中山道 ”奈良井宿”

旧中山道 ”江戸” 側と “京都” 側どちらから数えても34番目に位置するという宿場町に行ってきました

奈良井川にかかる 樹齢300年以上のヒノキ材を使って造られたという 橋脚を持たない奈良井大橋を渡って宿場町に踏み入ります・・・

奈良井宿”・・・

この日は曇りと聞いていた天気予報は 出発間際は ”雪” に変わり到着時にはこんな感じになってしまいました・・・

”木曽11宿” の中では一番標高が高い位置にあるのがこの宿場町なんだそうですね・・・

宿場町の探訪は趣のある JR中央本線 ”奈良井駅” から・・・

京都側の入り口にある “鎮(しずめ)神社” まで約1km昔ながらの家並みが続いています・・・

駅の方面からは “下町” “中町” 京都に近い方が “上町” となっているそう・・・

下町に入ってすぐにある ”水場” 江戸時代の旅人もここで喉を潤したんでしょうね・・・

雪が降る宿場町は大半のお店が閉じていて ひと気の無さも乗じて江戸時代にタイムスリップしたような気分ですね・・・

“杉の森酒造” さん・・・

以前義理の父がこちらの濁り酒が美味しいと言っていて 楽しみにしていたのですが 十年ほど前に先代の酒蔵は廃業してしまい 今は看板を引き継いだ新しい蔵元のもとで営業されているそう・・・

”上問屋資料館(手塚家住宅)”・・・

“問屋(といや)”は大きな行列が来たときに馬の手配やにんそくの手配など旅の支援を担ったところで 明治天皇がこの辺りを巡行した時に休んだ部屋がそのまま残っているそう・・・生憎閉っていて見学できず・・・

”鍵手(かぎて)” といって戦乱のなごりで わざと道筋を曲げて進みにくくした名残・・・

街外れに掲げられた ”高札場”・・・

今でいう”掲示板”ですがここに幕府が取り決めた いわゆる法律・条令が掲げられていたわけですがこれで統率が取れていたんでしょうかね・・・

鎮(しずめ)神社”にやって来ました・・・

こちらの神社は元和四年(1618) 奈良井宿に疫病が流行り これを鎮めるために下総国(千葉県)香取神宮から主神を招き祭祀をはじめたそう・・・

さて あまりの寒さと土産物店もほとんどが閉っているので 営業中のカフェでちょっと休憩・・・

石油ストーブの暖かさと木のぬくもりになにか癒される気がしますね・・・

昔もこうして格子越しに街道を行き交う旅人の姿を眺めていたのかもしれないですね・・・

旧中山道(木曽路)を行く旅・・・次回の機会には馬籠(まごめ)宿まで探索してみたいものですね・・・