“こあっぱれ” blog
日々の小さな“あっぱれ”と老母介護のあれやこれや
こあっぱれ

青森・道南の旅 その4

ここからは北上して ”寿都(すっつ)” の町を目指します

 

”寿都(すっつ)” と聞いても 最初は北海道のどこにある町かわかりませんでした・・・

“積丹半島” の左下ぐらいに位置する小さな町なんですね・・・

妻の母方の祖父がこの町の出身ということで 今旅の計画の途中で急遽入れ込んだ訪問地なんですね・・・

調べてみると 明治の頃は ”ニシン漁” で隆盛を極めたそうですが “ニシン” が取れなくなってからはなかなか厳しい町運営を余儀なくされているようです・・・

昨今は高レベル放射性廃棄物” いわゆる ”核のごみ” の処分調査候補地に名乗りを上げたということで 町が二分してしまい 現在も協議が続いているそうなんですね・・・

“大沼公園” を出発して最初に立ち寄ったのは “JR 森駅” です・・・

こちらの駅のロータリー脇に立つ ”柴田商店” さんの “いかめし” 弁当を購入するためなんですね・・・朝9時の開店を待って購入しました・・・

さて “噴火湾” を右手に見て 一路 “長万部(おしゃまんべ)” を目指して北上します・・・

ところで “噴火湾” は国土地理院の名称は ”内浦湾” で これは1796年に調査のために当地を訪れたイギリスの “ブロートン海尉” が周囲を囲む北海道駒ヶ岳や有珠山などの火山を見て ” Volcano Bay” と呼んだことに由来するそうなんですね・・・

国道5号線を進む途中 “八雲町” で寄り道をします・・・

”八雲町” も 東京・日本橋のアンテナショップの居酒屋で “日本海と太平洋の両方の魚を食せる” との謳い文句で食事をしたことがあるくらいで 詳しいことは何も知りませんでした・・・

ハーブが綺麗に咲き誇る公園・・・

丘の上からは噴火湾を眺めることもできます・・・

ここは “ハーブ鶏発祥の地” とされているそうで 今から35年ほど前 “ケンタッキー・フライド・チキン” の試験農場として 放し飼いにしていた鶏が牧草のハーブをついばみ この鶏が病気にかかりにくく 食すと臭みがない ということで誕生した飼育技術が 今は ”ハーベスター八雲” として引き継がれているそうです・・・

残念ながら今回は雰囲気を味わうのみで 旅路を急ぐことにします・・・

次に立ち寄ったのが “JR 長万部(おしゃまんべ)駅” 近くにある “かにめし本舗 かなや” さん・・・

長万部はカニ漁が盛んなそうですが季節性があり 年間を通じて消費できる “かに弁当” が考えられたそうなんですね・・・

そして “かなや” さんの隣には列車を模した無料休憩所があるのです・・・

昔の特急列車に乗った雰囲気で 買ってきた弁当を楽しみます・・・

“柴田商店” で買った “いかめし” も一緒に・・・

列車旅気分で美味しくいただきました・・・

さて この先は寿都町を通り越した先にある “弁慶岬” を目指します・・・

“弁慶岬”にたどり着きました・・・

北海道でなんで “弁慶?” と思ったのですが “諸説” あるそうで 平泉で死んだとされる弁慶は実は生き延びて “源義経” と共に蝦夷地(北海道)へと渡り 再起の為の準備を試みたがかなわずこの地を去った・・・とあるそうな・・・

これが積丹ブルー? と見間違うような美しい海が続いていますね・・・

寿都(すっつ)の町中に入って来ました・・・

本日のお宿は寿都町が運営する “ゲストハウス風泙(かざなぎ)” です・・・

食事は付きませんが一泊3,000円/人 と大変リーズナブルです・・・しかも町営の “寿都温泉 ゆべつのゆ” も無料で入れるというサービスまで・・・

シェアハウスのようにあと2部屋ありましたが他の宿泊者は無く 今回は貸切でした・・・

“寿都温泉 ゆべつのゆ” はゲストハウスから車で15分ほどとちょっと距離ありましたがゆっくり疲れをいやすことができましたね・・・

さて ちょうど夕暮れ時となったので再度 ”弁慶岬” に出向くことにします・・・

薄雲がかかって日の入は臨めませんでしたが 少し前の海を染める美しい夕日を見止めることができました・・・

弁慶も同じ夕日を見て思いを馳せたんでしょうかね・・・