“こあっぱれ” blog
日々の小さな“あっぱれ”と老母介護のあれやこれや
こあっぱれ

“安曇野” の旅 2

“大王わさび農場” はこの付近の ”テーマパーク” なんですね

広い畑の向こうに見えるのが ”大王わさび農場” の入り口です・・・

第二駐車場には大型バスが駐車するスペースも設けられています・・・

入口横にあった ”魏石鬼八面大王(ぎしき はちめんだいおう)” ・・・

この農場の名称にもなっている “魏石鬼” の岩窟に住んでいたという “八面大王” は不思議な力を持ち 時々里に下りて乱暴し村人を苦しめていたそうです・・・ 朝廷は “坂上田村麻呂” を派遣して”八面大王”の退治を命じましたが苦戦していたところで “矢村の矢助” が13の節のある “山鳥の尾羽の矢” を献上し その矢で “八面大王” は射抜かれ 打ち取られたそうな・・・

史実でなく 伝承の物語だそうですが 村人を困らせていたはずの八面大王が 別の語りでは 村人たちに年貢などの無理難題を押し付けてきた”朝廷”が派遣した”坂上田村麻呂”と 果敢に戦った “地元のヒーロー” として伝えられているところが面白いですね・・・

入場します・・・

ちなみに入場は “無料” です・・・

場内はぐるっと一周 散策することができるんですね・・・

事前に調べておいた “信州サーモン” を食べることができる “大王庵” は11時の開店・・・

すでに長蛇の列ですが 食事を済ませてから散策することにしました・・・

“本わさび飯” と “信州サーモンとイクラ飯” をオーダー・・・

わさび飯は “かつお節” と “ネギ” に “刻み海苔” “わさび”を添えて”出汁醤油”を少々・・・

“うまい!” わさびの固まったところがあるとちょっと刺激的ですが これなら家庭でもできそうですね・・・

ワサビ田の前には わさびの “オブジェ” も・・・

“沢わさび” は水温が16℃以上になると酸素不足で発育障害を起こすそうで 水温を一定に保つために春先からは幕を張って田を養生しているそう・・・

大正時代に 原野から多くの人の手で20年以上を費やし開拓されてきたこの農場は 今なおすこしづつ変化しながら引き継がれているんですね・・・

 

“沢わさび” は出荷する状態まで育つのに1年半ほどかかるそうで農場をブロックごとに分けて育成・出荷しているそう・・・

奥には “八面大王” を祭った祠と “大男だった” という伝説にもとづいた草鞋の飾り・・・

“山鳥の尾羽の矢” で打ち取られた “八面大王” は “生き返る” ことを恐れられ バラバラにされた胴体がこの辺りに埋葬されたそうな・・・

“蓼川(たてがわ)” と “万水川(よろずいがわ)” が並んで流れるところにある水車・・・

水の綺麗さを一段と感じるところですね・・・

“珍百景” ・・・

高低差のある二つの川が合流する個所では水温の違いなどからしばらくは混じり合うことなく流れていくのだそう・・・

 

こちらはわさびを練り込んだ ”大王プレミアムソフトクリーム” ・・・

すりおろした “わさび” がトッピングされています・・・

薄っすらとわさびの味がするソフトクリームで美味しいのですが 果たしてトッピングの “わさび” は必要なのか?と疑問は残りますが ここでしか食べられない貴重なお味ですね・・・

最後は “生わさび” をお土産に購入しました・・・

冷蔵での保存は1週間ほど 使いきれない時はすりおろして一回分づつラップに包装して冷凍保存すると おろしたてと変わらない味で賞味できるそうです・・・

湧水の街 “安曇野” ならではの体験をすることができました・・・