“こあっぱれ” blog
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“安曇野” の旅 3

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“愛と美” に生きた芸術家

碌山美術館”(ろくざんびじゅつかん) に行ってみました

こちらを訪問するまで お恥ずかしながら 正直 “碌山” 自体を良く知りませんでした・・・

入館してすぐの庭に置かれた彫刻・・・

24歳でフランスに渡り ”ロダン” の作品に衝撃を受け彫刻の道に転向したそう・・・

”労働者”と言う題名のこの作品 入館時はわからなかったけど そんなイメージも醸し出した作品だったんですね・・・

日本近代彫刻の扉を開いたといわれる 荻原守衛(おぎわらしゅえい(1879-1910))は明治12年に生まれ 明治43年に30歳で短い生涯を終えています・・・

”碌山(ろくざん)” は “夏目漱石” の “二百十日” という作品の登場人物 ”碌さん” に由来する “号” なんだそうですね・・・

 

15歳のころキリスト教に傾倒したことから美術館は教会の雰囲気に建てられたそうです・・・

24歳でパリに留学した際は美術学校で絵画を学んだそうで そこからの彫刻への転向だったので 生涯の彫刻作品は15点と比較的少ないですね・・・

そのうちの2点が重要文化財となっているそうです・・・

重要文化財作品 “女” (1910年)

同郷出身の ”新宿中村屋” を創業した”相馬愛蔵(そうまあいぞう)” “相馬良(よし)(黒光(こっこう))” 夫婦と親交がありずいぶん助けられたそう また相馬夫妻は事業の傍ら碌山を慕う多くの若い芸術家の支援もしていたそうなんですね・・・

そういえば10年ほど前に近所の公民館で”新宿中村屋”の歴史を語った集いに参加したことがあったのですが その際に “安曇野” や ”芸術” との関わりの話を聞いていたのですが “ぴん” と来ていませんでした・・・会の終わりに ”新宿中村屋” さん発売のレトルトカレーなど “お土産” を沢山もらったのだけは覚えてますけど・・・

別の展示場には 彫刻に転向する以前に描いた素描や油彩画も展示されています・・・

小さい美術館ながら時代背景を勉強しながらゆっくり見学することができました また遅ればせながら “新宿中村屋” を創業した “相馬夫妻” の偉業を改めて勉強することもできましたね・・・

今度は新宿にある “中村屋サロン美術館“にも出向いてみましょうかね・・・